当院では丁寧な問診、視診を行い、必要に応じて検査を行います。 症状によっては、規模の大きな病院へ紹介させていただくことがあります。
皮膚の病気は、単に塗り薬、飲み薬をもらうだけでは良くなりません。よくなるには主に以下の4つが重要です。
- 病状の重症度、皮膚の部位、年齢にあった塗り薬を選ぶ
- 単にステロイド外用剤と言っても、強さが大きく分けて5段階あります。
- 頬と腕では薬の吸収率が10倍以上も違いますし、赤ちゃん、大人、ご高齢の方ではそれぞれ皮膚の厚みや角質の状態が違うので、吸収率が変わってきます。
- つまり、同じ薬でも部位や年齢によって効かなかったり、逆に強すぎたりするので、適切に選ぶことが重要なのです。
- 適量を適切な塗り方で適切な回数塗る
- 正しいスキンケアをする
- 日常生活の中で悪化要因がないか探り、あれば取り除く
これらの4つ全部がうまくいくと皮膚症状は各段によくなります。
はもちろん院長が行いますが、~は患者さんに日々協力して頂かなければなりません。
当院では、問診、視診を詳しく行って診断し、個人個人にあった治療方法を探し、
~については、ご家庭で患者さんがすぐに実践できるように、わかりやすく丁寧にご説明していきます。
少しでも気になる皮膚のトラブルでお悩みの方は、当院へ遠慮なくご相談ください。
一般皮膚科
主な疾患
アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎(かぶれ)、湿疹、尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、ざ瘡(ニキビ)、足白癬(水虫)、足爪白癬(爪水虫)、鶏眼(魚の目)、胼胝(たこ)、巻き爪・陥入爪、凍瘡(しもやけ)、口唇ヘルペス、帯状疱疹、粉瘤、皮膚潰瘍、じんましん、円形脱毛症、皮膚腫瘍、しみ、熱傷(やけど)
こんな症状がありましたらご相談ください
- 皮膚のかゆみ、ただれ
- 赤い発疹がでてきた
- かさかさ肌でかゆい
- フケが多くてこまる
- ネックレスなど金属に触れる部分がかゆくなる
- デリケートゾーンがかゆい
- 足や手の指の間がジュクジュクしている
- 踵がひび割れて痛い
- 足のうらに硬いものができて歩くと痛い
- 虫に刺された
- 爪が変色して分厚くなってきた、なかなかのびない
- 爪が硬くて自分で切れなくなった
- 爪の周りが赤く腫れて痛い
- できものができた
- おできが腫れて痛む
- シミ、ほくろがでてきた、色が濃くなった、形がいびつかも?
- イボができた
- ニキビが治らない
- 髪の毛が抜けてきた
などなど、皮膚に関するトラブルはなんでもご相談ください。
簡単に湿疹やホクロ、シミだろうと思っていても、実は皮膚ガンであったりすることもあります。ご自分で判断せずに、ぜひご相談ください。
当院で可能な治療機器
エキシマライト光線療法機器
紫外線の免疫調整作用を利用して、過剰反応を起している皮膚の症状を鎮静化させる「光線療法」という治療方法があります。
エキシマライト光線療法とは、従来の光線療法より効果が高いと言われている短い波長(308nm)のみを使い、患部に照射する治療方法です。
以下の疾患が保険診療の対象です。
- アトピー性皮膚炎
- 掌蹠膿疱症
- 尋常性乾癬
- 尋常性白斑など
エキシマライトの光を数秒~数十秒照射します。
痛みは全くありません。
塗り薬だけでは効果が十分でにくい皮膚病変にも適応できます。
お子さまも治療可能です。
当院で可能な検査
ダーモスコピー
ホクロやシミなどの色素性病変をダーモスコープで拡大して観察することで、良性や悪性の判断に役立ちます。
顕微鏡検査
皮膚表面の皮(鱗屑)をこすり取って顕微鏡でみることで、真菌(水虫や癜風など)、疥癬(かいせん)、毛包虫(顔ダニ、ニキビダニ)、しらみ等を診断することができます。
アレルギー検査
花粉やダニなどに対するアレルギーの血液検査や、化粧品等のアレルギーを調べるパッチテストができます。パッチテストは、汗をかきやすい夏季はできません。
皮膚生検
局所麻酔をして患部の皮膚を一部採取し、病理検査(顕微鏡による検査)を行うことができます。
小児皮膚科
お子さんの皮膚は大人と比べて皮脂が少なく、乾燥していろいろな刺激を受けやすいため、お肌のトラブルが起きやすいものです。
また免疫力も未成熟なため、細菌やウイルスによる皮膚感染症を起こしやすいのも小児の特徴です。
主な疾患
乳児湿疹、乳児脂漏性皮膚炎、あせも、おむつ皮膚炎(おむつかぶれ)、陰部カンジダ症、アトピー性皮膚炎、虫刺され、伝染性膿痂疹(とびひ)、伝染性軟属腫(水いぼ)、尋常性疣贅(いぼ)、熱傷(やけど)、頭じらみ、など
乳児湿疹、アトピー性皮膚炎
小児の皮膚は皮脂の分泌量が、角質内の水分量が少ないため、簡単に刺激を受けて湿疹ができやすいため、適切な治療が必要です。
とびひ(伝染性膿痂疹)
すり傷やひっかき傷、虫刺されなどの皮膚の傷から細菌が侵入しておこります。水ぶくれが破れるとただれができ、周囲に新たな水ぶくれが広がります。
水いぼ(伝染性軟属腫)
ウイルスが原因で接触によってうつる病気です。
何年か経つと自然に治ることが多いですが、たいていの場合は触ったり引っ掻いたりすることで、短期間に20個、30個とドンドン増えてしまい、幼稚園や保育園での活動に支障がでるため、数が少ないうちに治療を受けることをお勧めしています。
痛みを伴うため、当院では麻酔のテープを貼ってきていただいてからの治療をお勧めしています。
お子さまにこんな症状がありましたらご相談ください
- 口のまわりがただれる
- カサカサして赤くなっている
- おむつかぶれが治らない
- かゆくはないが小さなブツブツが増えてきた
- 手足にいぼ?ほくろ?がでてきた
- ほくろ、あざが心配
- あちこちに皮膚のただれが増えてきた
- 虫刺されのようなかゆい発疹がでたり引いたりする
- 水ぶくれができた
- なかなか切り傷、擦り傷が治らない、腫れてきた
- トゲが刺さってとれない
- 頬が真っ赤になった
- 頭に脱毛斑がある